光回線について調べると「光コラボ」という言葉をよく目にすると思います。
光コラボとは「光コラボレーション」の略で、そのサービスを提供している事業者は「光コラボ事業者(光コラボレーション事業者)」と呼ばれています。
当サイトで紹介しているビッグローブ光もBIGLOBEが提供している光コラボサービスです。
本記事では「光コラボ」とは何なのか、どんなメリット・デメリットがあるのかを解説していきます。
記事の最後では「光コラボの選び方」についても解説していますのでぜひ参考にしてください。
※本記事記載の金額はすべて「税込み」です。
もくじ
光コラボ(光コラボレーション)とは?
光コラボとは、NTTの光回線設備を他の電気通信事業者(プロバイダや携帯キャリア)が借り受け、光コラボ事業者として独自のサービスを加えて提供している光回線サービスです。
そのため、使用している光回線設備自体はフレッツ光と同じになります。
フレッツ光と何が違うの?
フレッツ光 | 光コラボ | |
---|---|---|
契約 | フレッツ光とプロバイダの両方と契約 | 光コラボ事業者のみと契約 |
支払 | フレッツ光とプロバイダのそれぞれに利用料を支払う | 光コラボ事業者にのみ利用料を支払う |
サービス | セット割などの割引サービスはない | スマホや電気サービスとのセット割など、独自のサービスが豊富 |
フレッツ光の光回線を利用するためには、フレッツ光との契約の他に「プロバイダ」との契約が必要になります。
フレッツ光は、あくまでも光回線設備を提供している「回線事業者」なので、それを使って自宅とインターネットをつなげてくれるプロバイダ(接続事業者)との契約も必要になるわけです。
これが光コラボであれば、光コラボ事業者(NTT光回線を借りているプロバイダや携帯キャリア)との契約だけで光回線が利用できます。
利用料金の面でも、フレッツ光とプロバイダにそれぞれ支払うよりも安くなる場合が多いです。
光コラボのメリット
- 料金が安い
- キャンペーンが豊富
- スマホとのセット割が使える
- 乗り換えが簡単
料金が安い
フレッツ光と光コラボでどれくらい料金に差があるのか、例として「フレッツ光(プロバイダ:BIGLOBE)」と「ビッグローブ光」の料金を比較してみましょう。
フレッツ光 (プロバイダ:BIGLOBE) | ビッグローブ光 | |
---|---|---|
回線料金 | 4,070円 | 4,378円 |
プロバイダ料金 | 880円 | |
月額合計 | 4,950円 | 4,378円 |
※どちらの料金もキャンペーンや割引は適用していません。
二つの差額は572円でビッグローブ光の方が料金は安く設定されています。
1年間の差額は6,864円です。
おなじNTT回線を利用しているなら安い方を選択した方が良いですよね。
キャンペーンが豊富
光コラボ事業者はそれぞれ独自のサービスを加えて光回線を提供していると話しましたが、キャンペーンもその独自のサービスの一つです。
各光コラボ事業者は、競合に負けないようスマホや電気サービスとのセット利用による割引や、キャッシュバックキャンペーンなどを充実させています。
これらのキャンペーンを利用するのとしないのとではかなり大きな金額差になるため、光回線を選ぶ際はキャンペーン内容までしっかり確認しましょう。
スマホとのセット割が使える
セット割は、スマホと光回線をセットで利用することでスマホや光回線の利用料金から割引が受けられるというもの。
現在利用しているスマホキャリアのセット割が適用される光回線を選ぶというのが光回線選びのセオリーと言ってしまってもいいくらい重要なポイントなんです。
それがこのセット割、フレッツ光では取り扱いがありません。
そのため、スマホとセットでお得に光回線を利用したいのであれば、大手キャリアや格安SIMとのセット割を取り扱っている事業者が多い光コラボを検討してみてください。
乗り換えが簡単
光コラボから光コラボへの乗り換えを事業者変更と言います。
光コラボは前述の通りNTTの光回線設備を利用したサービスなので、光コラボ間の乗り換え(事業者変更)であれば、新たに開通工事をする必要がないというメリットがあるんです。
「スマホを乗り換えたのでセット割がある光回線にしたい」という場合や、「基本料金がもっと安い光回線に乗り換えた」いという場合など、乗り換えのきっかけはたくさんあります。
そんな時、光コラボ間での事業者変更であれば、工事費を払わずに乗り換えが可能です。
光コラボのデメリット
- 通信速度に心配がある
- 光コラボ事業者の数が多い
通信速度に心配がある
現在、NTTの光回線を使用したフレッツ光と光コラボを併せて非常に多くの利用者がいます。
そこで問題となるのが、NTTの光回線がたくさんの利用者で混雑することで起こる通信速度の低下です。
実際、光コラボよりも独自回線を使用している光回線の方が速度が安定しているという話もよく耳にするので、光コラボに対して速度の心配を感じている方も多いのではないでしょうか。
実はこの問題、IPv6という混雑しづらい接続方式を利用することで解決するのですが、まだまだ認知度が低いせいかIPv6を利用していないという方が非常に多いのです。
※当サイトの独自調査
光コラボを検討している方は、加入前に必ずIPv6の利用についてオペレーターに確認しましょう。
光コラボ事業者の数が多い
現在、光コラボ事業者は全国に600社以上存在します。
ここから全国的に認知度の高い光コラボに絞ったとしても、20社ほど候補に挙がってくるでしょう。
それらのサービス内容を一つ一つ確認して自分の希望に沿う光コラボ事業者を見つけ出すのは簡単ではありません。
そのため、明確な基準に沿って効率よく選んでいくのが一番の近道です。
次の「光コラボの選び方」でその基準について説明します。
光コラボの選び方
光コラボを選ぶ際は以下の点を基準にするとスムーズに進みます。
- 利用しているキャリアのセット割はあるのか
- 通信速度は充分な数値が出ているか
- 引っ越しの頻度はどれくらいか
1.利用しているキャリアのセット割はあるのか
スマホとのセット割は、月数百円から、時には千円以上も割引が適用される場合があるため、年間で考えるとかなりの割引額になります。
そのため、まずは自身が利用しているスマホキャリアのセット割がある光コラボを調べることから始めてみましょう。
また、光回線の契約と併せてセット割のあるスマホキャリアに乗り換えてしまうのも選択肢の一つだと思います。
通信速度は充分な数値が出ているか
次に検討中の光回線の速度を調べます。
使うものは「みんなのネット回線速度(みんそく)」というスピードテストサイトです。
基本的にスピードテストサイトは自身が利用している回線の速度を計測するものですが、みんそくは他の人が計測した速度も見ることができます。
みんそくは地域ごとの速度も調べることができるので、検討中の光コラボがあれば住んでいるエリアでの測定値を調べてみてください。
速度を調べてみて不安が残るようであれば、他の光コラボを検討することをおすすめします。
▼速度の目安については下の記事をご覧ください▼
引っ越しの頻度はどれくらいか
光回線は契約期間の途中で解約や乗り換えをする場合、違約金や支払いが終わっていない分の開通工事費が一括請求されます。
これは光コラボ間で事業者変更をする場合でも同様です。
そのため、引っ越しなどで短い間に解約や乗り換えをする可能性のある方は、契約期間の縛りがいない光コラボや移転工事費(引っ越し先での開通工事費)がかからない光コラボを選びましょう。
一人で決められないときの相談窓口
光コラボを選ぶ際の基準を3つ説明しましたが、それでも自分だけで決めることが難しいという方もいるかと思います。
そんな時は無理に一人で選ぼうとせず、専門家に相談してみましょう。
株式会社NEXTはソフトバンク光やauひかり、ビッグローブ光などを始め、多くの有名光回線の販売代理店としての実績がある企業です。
豊富な種類の光回線から相談者にぴったりの光回線を提案してくれます。
不安要素なども相談しながら決めることができるので、光コラボ選びにお悩みの方は試しに相談してみてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は光コラボの基本的な情報やメリット・デメリット、選び方をご紹介しました。
これから光回線選びをスタートするという方にとって、少しでも役に立つ内容になっていたら幸いです。
先ほどご紹介した相談窓口では、メールでの問い合わせも受け付けているので、些細な内容でも気軽に問い合わせてみてくださいね。